ご覧いただき、ありがとうございます。古代ササン朝ペルシャ 碧玉印章 『王と星と動物』を出品いたします。印章は、粘土などに印影を付けるための彫り物です。その文様により、所有権を表す等のため使用されました。紀元前からギリシャで印章が盛んに使用された影響を受け、古代ローマ時代には、神像や人物像などが印章に刻まれております。王が馬に跨り、左手に雄牛をつかみ、右手で鳥を制するシーンと考えられます。月と星は神々を表し、考古学に詳しい知人によると、「王が自身の権威性を誇示ために使用した」とのことです。神話の世界を物語るかのようなモチーフであり、当時の世界観を感じる逸品です。当ショップだからこそ入手できたお品です。※なお、モチーフとなっている動物の同定については、確定ではありません。古代の遺物ゆえ、抽象的な表現のため完全な特定はできません。◆詳細◆産地：ササン朝ペルシャ長さ：60mm（最大）重量：62グラム年代：3世紀頃◆入手経緯◆長年、土に埋もれていたものなので、変色やイタミ等はありますが、年代を考慮すると状態は良いです。何よりほぼ完形品で出土しており、約1700年前の古代遺物としては奇跡的なコンディションです。◆状態◆海外の考古学研究機関から取り寄せた印章です。最近、古代の出土物の需要が旺盛で、入手が困難になってきました。●鳥葬を表す『聖鳥』●軍事力を表す『馬』●国王の力を表す『雄牛』さらに『月と星』は神々を表し、国王への属人性がある印章であり、その歴史的価値は計り知れません。ササン朝ペルシャではゾロアスター教が信仰され、鳥葬によって魂が浄化されるとされていました。葬儀の習慣まで司る国王の権威、まさに当時の人々の精神世界を感じる超博物館級のお品、この機会を逃せば、二度と手に入りません。ご購入をお急ぎください。※ここから先は出品者のこだわりゾロアスター教は、『世界最古の宗教』とされています。光の神アフラ・マズダと暗黒神アーリマンとの対比なと、後の宗教に大きな影響を与えています。※商品説明文は、出品者が独自に英語の古書などを調査するとともに、海外の考古学者に聞き取りを行い、個人的な見解や評価を記載したものです。よって、著作権は出品者に属しますので、出品者の許可なくして無断の転用等（参考にする等も含む。）を禁じます。